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 いまや高校バレーボール界を代表する指導者として名高い、下北沢成徳高校の小川良樹監督。 何度もチームを日本一に導き、大山加奈や木村沙織といった日本を代表する選手たちを数多く輩出してきました。 しかし、小川監督が本当に注目される理由は、単に「結果」を出しているからではありません。 その「指導方針」にこそ、多くの後輩指導者たちが参考になる考え方が隠されています。
 特徴としてはふたつ。ひとつはバレー強豪校としては異例ともいえる“選手主導型”だということ。 実際、コートで練習を見学していても小川監督は一切口出しをしません。本当にただ「見守って」いるだけなのです。
 もうひとつは“トレーニングを重視する”ということ。 同校の選手たちを見ると、おそらく他校の選手よりもふた回りくらい体が大きく見えます。 そしてすべての動きに躍動感があります。 これこそ小川監督が蒔いている「タネ」であり、それが「花」となるときに結果がついてくるといいます。
 今回はこの「トレーニング」に焦点をあて、その考え方と実践についてお話を伺います。

 私がバレーボールの指導者になった頃は、まだ今のような経験者ばかりのチームではなく、 高校からバレーを始めたとか中学校のときに勝った経験がないというような選手ばかりでスタートしています。 そういった選手たちだと、当然バレーボールをやるための体ができていません。 すると、いくら練習をしてもうまくバレーの技術につながっていかなかったんです。 じゃあ、まずはトレーニングで体をつくることからだろう、ということで力を入れ始めました。
 そうやりながら少しずつレベルが上がってくると、今度は求めるレベルや強度も上がってくるので、 ケガをする選手が出てくるようになりました。となると、ケガをさせないためにはどんなトレーニングが必要なのかと考えるようになります。 この2つのポイントが、強化を始めたきっかけです。

 小学校、または中学校で競技を続けている選手を見て思うのは、技術は上手にやっているんだけど、体をうまく使えないということが多いですね。 左右のバランスが崩れていたり、前後のバランスが崩れていたり、回転軸を上手くつくれないというのはバレーしかやってこなかった弊害だと思います。 これで強度を上げた練習をすれば、やはりケガをしてしまいます。 まずは、自分の体のバランスを整えること、うまく使えるようになることが選手にとって大切なことだと考えています。

   

 成徳ではトレーニングと技術練習は、半々くらいのバランスでやるようにしています。 時期によっては7対3くらいになることもあります。ある意味、ボールを触っている時間と体をつくっている時間は、ほぼイーブンであると考えています。 いちばん大きな大会があるときには調整をすることもありますが、体ができていくのには時間がかかりますから、基本的には年間を通してトレーニングは続けています。 あとは、それぞれの強度が共に高くならないように調整をしたり、選手の集中度合を見極めながら調整をしたりというのは日々行っています。

 新入生など、トレーニングを始めた頃はどうしても「やらされる」練習になってしまいます。 そうなると何故かケガにつながったりするもので、こういう時期には技術練習の強度を抑えるなどの配慮は必要かもしれません。
 また、すぐに目に見えて結果が出るものではありませんから、指導者は決して急がず「待ってやる」ということが大切です。 徐々にではありますが、確実に何かが変わってくるはず。 このときにモチベーションへとつなげてやることができれば、選手はトレーニングの意味を理解して、自ら進んで取り組むようになるはずです。

   

 うちで行っているトレーニングは、おそらく誰もが一度は見たことがある、やったことがあるようなものばかりだと思います。 長年指導をしてきた中で、いろんなトレーニングにもチャレンジしてきましたが、現在残っているものは本当にベーシックな種目のはずです。 ただ、そこには大切なポイントがあって、ケガをさせないためには何をどのようにすればいいか、 より効率的に大きな力を発揮させるためにはどんな姿勢をつくるべきかなど、内容にはとことんこだわっています。
 大切なのは何をやっていくかということではなく、どのように行うか、どんなバランスで課していくかということだと思います。 今はこんな風にやっていますが、来年や再来年には違うことをやっているかもしれません。 各指導者が、選手たちと向き合って、いま何が必要なのかを見極めることが大事なんじゃないかと思います。

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