過去のセミナー報告

ジャパンライムセッション 2018 明日への架け橋~全てのセラピスト達へ~

【講師】福井 勉(文京学院大学)
安里 和也(セラ・ラボ)
加藤 太郎(国立精神・神経医療研究センター病院)
河合 眞哉(NPO法人メディカル・リハビリテーション Body Pioneer株式会社)
斉藤 嵩(小野整形外科)
田中 創(九州医療整形外科・内科 リハビリテーションクリニック)
比嘉 俊文(フィジオサロン G’ hands)
福島 努(Re ambitious)
文野 勝利(社会福祉法人慶生会 メディカル事業部)
村木 孝行(国立大学法人東北大学病院 リハビリテーション部)

【開催日時】2018年11月23日(金・祝) 9:50~:16:00(開場9:30)

【開催場所】東京

□いつまで今の職場で勤めよう?

□地域分野でのセラピストの働き方どんな感じ?

□今最前線で活躍している先生たちが自分の世代の時はどんな勉強してたの?

□研究も興味はあるけど、大変そう。

□開業している人たちはどうやって開業したの?

□資格は取ったけど、病院や地域分野以外で働くところはあるの?


それぞれの世代、様々なキャリアを経て、各分野で前線を行く旧PTBメンバーを

含むセラピストの先生方に、これまでの経験、キャリア、考え方等をお話しして

いただきました。そしてセッション後半には全体討論会を行い、明日のセラピー

について参加者全員で語り合いました。その後に行われた懇親会にも半数以上の

方にご参加いただき、大変濃密な1日となりました。


【セミナーレポート】
 
《 全体講義 》
◆講師:福井 勉 先生(文京学院大学)
セッション当日は、この日のためにカナダより緊急来日された福井先生の全体講義で
スタートを切りました。筆者自身、恥ずかしながら初めて先生のお話をお聞きすると
いうこともあり、尻穴拡大法というワードに衝撃を受けましたが、講座内容は丁寧かつ
分かりやすく、理学療法士ではない筆者にとっても、非常に勉強になる時間を過ごすこと
ができました。本講義を聞いた理学療法士の方は、ひとりのセラピストとして、今後
どのように理学療法に向かい合えばよいのか、一つの指針になったのではないかと思います。

《 臨 床 》
◆講師:加藤 太郎 先生(国立精神・神経医療研究センター病院)
  「専門性が早く欲しい若者たちに効く処方箋~大切な言葉「Say Yes」~​」
まず、本セッションは各講師のこれまでの経験・キャリア・考え方を聞き、
参加者自身がこれからを見つめ直すヒントにすることが趣旨である旨のご説明が
ありました。そのうえで、特に専門を持ちたいと考えている方々へ向けての講話を
「Output」「継続」「ワクワク・ドキドキ」の3つのキーワードに沿ってわかりやすく
お話しいただきました。

◆講師:比嘉 俊文 先生(フィジオサロン G’ hands)
  「セラピストのビジョンと心構え‐組織・独立に必要なこと」
独立経験のある比嘉先生から保険外リハビリを目指す療法士の先生方へ向け、7つの
ポイントに絞りお話しいただきました。その中の一部をご紹介すると、もちろん技術
は大事な点ではありますが、それ以外にマーケティングを知り、経営者目線を持つこと
も重要となってくるとのことでした。また、セラピストに求められる3つの能力などに
ついてもお話があり、保険外リハビリを目指す方々にとって、ヒントとなる情報が盛り
込まれた講話となりました。

◆講師:安里 和也 先生(セラ・ラボ)
  「医療従事者として理学療法士の考え方や視点」
安里先生の講話では、「理学療法士と作業療法士の現状」「医療と科学」などのテーマに
沿ってお話しがありました。冒頭では、理学療法士の数が右肩上がりに増えていることの
ご説明があり、その後各国の理学療法士の開業権などについてのお話がありました。
また、安里先生的「医療の基本的な考え方」等のご解説など理学療法士として押さえて
おきたい点などをお話しいただきました。

《 研 究 》
◆講師:斉藤 嵩 先生(小野整形外科)
  「私のセラピストとしての働き方」
国内の理学療法士の人数は年々増え続けており、現在ではその数が16万人を突破。
その数が地方の中都市の人口と変わらないという印象的なお話を皮切りに、斉藤先生が
これまでセラピストとしてどのような経験を積まれてきたのか、また、どのような考え
で自分を必要としてくれる人に向き合われているのかを丁寧にお話しいただきました。
医療人としての斉藤先生のお人柄や考え方がよくわかる講話内容だったと思います。

◆講師:田中 創 先生(九州医療整形外科・内科 リハビリテーションクリニック)
  「医療分野における理学療法士のこれから~臨床・教育・研究を基盤として~」
理学療法の"今"を、様々なデータや自らのご経験を基に客観的かつ平易に解説いただきました。
時代の潮流の中、理学療法士に求められる役割は多様化し続けているが、その一方、
待遇面では下降傾向にあるという具体的なお話があり、厳しい環境の中で田中先生
ご自身がどのように理学療法に取り組まれているのかをお話しいただきました。
時間の関係上残念ながらすべての資料の解説には至りませんでしたが、もっとじっくりと
お話を伺いたいと思う内容でした。

◆講師:村木 孝行 先生(国立大学法人東北大学病院 リハビリテーション部)
  「臨床と研究の接点~PTとしてのIdentity,自分のIdentity~」
後述の事情により講話内容について詳しく書くことはできませんが、村木先生が
どのように理学療法士としての道を歩み現在に至るのか、非常に興味深いお話し
をお聞きすることができました。※所属大学の知的財産権の関係上、講話内容に
ついては非公開とさせていただきます。ご理解、ご了承くださいますようお願いいたします。

《 福 祉 》
◆講師:河合 眞哉 先生(NPO法人メディカル・リハビリテーション Body Pioneer株式会社)
  「セラピストの可能性」
河合先生の講義ではご自身の幼少期の経験から始まり、理学療法士の待遇の実情、ご自身が
なぜ起業をし、どんな道を歩まれてきたのか、赤裸々にお話しいただきました。
病院の勤務だけでは一重に待遇が充実しているとは言えない「理学療法士」という職種ですが、
自分がどうなりたいのか、なんのために働いているかを考え、定めた目標を達成するために必ず
期間を設けることが大事であることをご自身の体験を踏まえ教えていただきました。

◆講師:文野 勝利 先生(社会福祉法人慶生会 メディカル事業部)
  「地域創りと仕事にかける想い」
文野先生の講義では様々なデータ分析の結果や、ご自身が理学療法士としてではなく、介護士
として患者さんのもとへ訪れた際に感じた「介護士」の仕事の面白さ、現在ご自身が行われて
いる地域での活動をお話しいただきました。地域・民間・保健所などそれぞれ独立して行って
いる活動を連携させることで、より専門性の高い地域活動が提供でき、それを1つのきっかけ
として地域の方々が触れ合う機会を増やすことができる大切さをわかりやすく教えていただきました。

◆講師:福島 努 先生(Re ambitious)
  「挫折ばかりの僕が想い続けた先に社長になった」
~人と出会い、人と育ち、人を動かす リーダーシップの旅~
福島先生の講義では、まず初めにご自身の生い立ちをスライドショーにてご紹介いただき、
なんのために働くのか、どのような仲間に出会いどのような事業を展開しているのか、明るい
雰囲気でお話しいただきました。今回講師としてお招きした先生方、起業するにあたり
「どうしても一緒に働きたい」と思わせた「仲間」がその後どれだけご自身の支えになり、
強い絆で結ばれているのかが受講生の方へ深く伝わった講義になったことと思います。

《 シンポジウム 》
◆座長:福島 努先生(Re ambitious)

セッションの最後は本日の講師全員によるシンポジウムが行われました。
まず、分科会等でもご講演いただいた10名の講師全員による自己紹介がありました。
その後、経験年数により分かれてお座りいただき、各グループより質問を受け付ける形で
進行されました。シンポジウムは、先生お勧めの本や挫折した経験など、終始笑いを交え
ながら和気あいあいとした雰囲気で進められました。最後に、参加者の皆さんと全講師に
よる記念撮影をし、シンポジウムは閉幕いたしました。
ご来場いただき誠にありがとうございました!
ご来場いただき誠にありがとうございました!

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