ある日の朝、処方箋を受け取りました。20 歳代女性、転換性障害…。
部屋に行くと想像していたよりやんちゃそうな女の子がいました。一見どこにでもいそうな
女の子。けれど、その女の子の左下肢はびくともしません。
「こころとからだがばらばらだから動かないんだって、先生が言ってたー。」
その日が女の子との出会いでした。
≪転換性障害(conversion disorder)≫
※転換=心的な葛藤が身体症状として表れる状態
主に心理的要因(心因)により、神経学的な疾患やほかの身体疾患では説明困難な感覚・
運動系の神経障害を示す障害
【CASE】
・年齢・性別:20 歳代 女性
・主 訴:「左下肢が動かない」
・性 格:基本的に明るい。おしゃれが大好き。笑顔でいることを常に意識。
人の言動に敏感で話すときは目をそらさない。負けず嫌い。
・ 夢 :買い物・カラオケに行きたい。姉とネイルサロンで働きたい。
・家族歴:2 歳から兄弟と養護施設暮らし。その後は姉と同居。
父親とは面識なし。母親とは年2 回程度面会あり。
その女の子と向き合って寄り添った日々。セラピストとして人として関わっていく中で感じ
たこと、考えたことを発表したいと思います。
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